​BLOG

特集記事

<鳥さん個別相談・飼い主さんの声1>さくらちゃん・モモイロインコ|呼び鳴き改善、飼養全般

『鳥さん個別相談』をご利用くださった飼い主さんの声をご紹介いたします。


鳥さんにトレーニングを行う上で、応用行動分析学に基づくトレーニングの原理は同じでも、鳥さんや飼い主さんの性格・生活リズムによって、それぞれに合ったアプローチ法をあてはめていく応用力が必要となります。そこで、さまざまな鳥さんや飼い主さんの取り組みを知っていただくことで、ご自身の鳥さんのトレーニングに応用しやすくなるといいなと思っています。

それでも、まったく同じことを試してみてもうまくいくとは限らないのがトレーニングの難しいところでもあります。

ちゃんとやってるのにうまくいかない…

という場合は、何かしらのポイントがうまく鳥さんに伝えられておらず、トレーニングの見直しが必要だと判断できます。鳥さんに適切に伝わらない方法でこの先ずっと継続したとしても、残念ながら改善は見込めないと思われます。そんな時は、トレーナーに相談していただけたらと思います。


トレーニングは、鳥さんに人がこうしてほしい、これはやめてほしいということを適切に伝えられるツールです。トレーニングを行うことで、鳥さんの行動を観察することになるので、鳥さんのボディランゲージを通じてたくさんの気持ちを受け取ることができるようになると感じています。そして、鳥さん側からしてみたら、大好きな飼い主さんと一緒にできる遊びの一環でありコミュニケーションの一つです。人側の一方的な希望を押し付けることは本意とはしておりません。そのため、飼い主さんが100%望むような改善につながらないケースもあることもご理解いただけたらと思います。

それでも、現在、鳥さんの困った行動にお悩みの方、他の飼い主さんと鳥さんの取り組みを知っていただくことで、あきらめずに自分もやってみよう!と思ってくださるきっかけになっていただけたら嬉しいです。

<飼い主さんの声>さくらちゃん・モモイロインコ|呼び鳴き改善、飼養全般


・鳥さんのお名前:さくらちゃん 

・鳥種:モモイロインコ

・ご相談時の年齢:1才(正確には不明)

・ご相談内容:①叫び鳴き改善、②しつけトレーニング、③飼養全般

・飼い主さま:TKさま

・ご相談日:2020年5月16日(初回)、2020年6月14日(2回目)

・ご相談方法:オンライン


Q1:ご家庭で行ったトレーニング内容について:


① 呼び鳴きは鳥さんの習性なのでコールアンドレスポンスで反応してあげること。その反面、大声で「ギャーギャー」と叫ぶことは徹底して反応しない見向きをしないことを実行しました。

② トレーニングは、バンザイ、ペットボトルのキャップを色ごとに持ってくること、握手、クルッと一回転のやり方を教わりました。ご褒美は、大好きな蕎麦の実をあげてます。さくらはケージから出るなりトレーニングをやりたくてバンザイ!を自らやってきます。

③ ケージ内の「お仕事」となるおもちゃの制作方法やふだんのさくらとの過ごし方など細かに教えて頂きました。おもちゃは試行錯誤を繰り返しましたが、さくらの大好きなおもちゃを製作することが出来ました。そしておもちゃで遊んでいると「偉いねー」と褒めてあげることでモチベーションアップにつなげました。





Q2:トレーニングを行っている時に難しかった点やうまくいかなかった点について:


叫び鳴きの改善に苦労しました。何ヶ月も毎日何回騒いだかを記録して、さくらにとって一番効果的な方法を模索しました。はじめは無反応で行ったものの、なかなか改善せずに次はプランBとして、離れるときに声をかける、定期的に声をかけることを実行しました。次第に落ち着いてきて、今は一日に数回程度の叫び鳴きとなりました。



Q3.トレーニングを経て、現在の鳥さんの状況について:


柴田先生の教えを受けて、完全に呼び鳴きはなくならないことを学びました。その中で飼い主の許容範囲であって、問題行動にならない範囲であれば良しとすべきであることを教えて頂いて気持ちが楽になりました。今は朝と夕に叫ぶ程度で問題ないレベルに落ち着いてます。

また毎日のお仕事をあげて、褒めてあげることでケージの中でも楽しく過ごすことが出来ているようです。



Q4.同じように悩んでいる飼い主さんに向けてのメッセージ:


個体差もあると思いますがモモイロインコさんは騒がしいことが多いと思います。呼び鳴きや叫び鳴きは多いですし気難しい面もあるように感じます。

しかし、ベタベタと飼い主さんとのスキンシップを好み、とても愛くるしい鳥さんです。うちの家族はモモイロインコさんの胸のあたりのシルクのような毛並みが大好きで放鳥が楽しみで仕方ありません。

また人によっても態度が変わって、妻にはベタベタで付きまとい、娘には姉妹のように喧嘩もすることがありますし、私には塩対応のときもありますが肩に乗ってくるのが大好きです。

とってもかわいいですよー。


柴田先生の教えがなければ大型鳥のモモイロインコと暮らすことは大変苦労したと思います。お迎え当初は先生の言葉が頼りでした。また鳥さんの個性によっても大きくやり方が違うと思いますので、鳥さんをお迎えされる方はぜひコンサルを受けてみることをおすすめします。


TKさま、さくらちゃん、ありがとうございました!

先生と書いていただいていますが、先生でもなんでなく、、、恐縮です。


初回ご相談時に感じたのは、飼い主さんも大型の鳥さんと暮らすのが初めてだったことと、さくらちゃんもお迎えされる前にこうやって人と接するんだよということを適切に教えてもらう機会がなかったことから、お互いどうやったらいいんだろう…という戸惑いのような雰囲気を感じました。

さくらちゃん側からしたら、精一杯、思いつく限りのことを行動で示していただけで、決して飼い主さんを困らせてやろう!という気持ちはもちろんなかったと思います。でも、そのさくらちゃんの振る舞いは、飼い主さん側からしたら望ましい行動ではなく、さあどうしよう、、、という感じだったと思います。

小型・中型・大型の鳥さんにかかわらず、鳥さんは鳴きます!鳥さんは、鳴き声でコミュニケーションをとる生き物ですし、季節によってイライラする時もあれば、発情の時期もあり、朝・夕になると習性としての雄叫びもあります。これらは許してあげてほしいな~とどの飼い主さんにもお伝えはしていますが、飼い主さんによっては許容できる・許容できないなど判断は様々だと思います。その判断基準に合わせて、飼い主さんが許容できないような大きな声で鳴いた時に長く持続させない方法や、そもそもなぜ今大きなお声で鳴いたのかを分析して、もし飼い主さんの気を引くための手段だとしたら、許容できる範囲の鳴き声を教えていくということになります。

鳴き声に関して大切なのは、大きな声で鳴くことで、鳥さんの思い通りになることを学習させない、つまり呼び鳴きに発展させない接し方だと考えています。


複数人で暮らしていると、鳥さんはどうしてもランキングをつけてしまいがちなので、このためNo.1とNo.2の人の差が激し過ぎると、No.1以外の人に対して攻撃的になる場合も珍しくありません。そのような中、さくらちゃんと飼い主さんたちはそれぞれの役割といいますか、みなさんいい感じで接することができているのは素敵だなと感じています。


これからもさくらちゃんとの知恵比べを楽しみながら、元気に楽しく暮らしていただけたらいいなと思っています。


塩対応をされるとのことですが、仲良しさんですね!