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鳥さんのことやトレーニングのこと、個人的な長崎県佐世保での暮らしの

ことなどなどつづっていきます。

特集記事

鳥さんとお引越し【お引越し後】

April 3, 2017

今回は、「お引越し後」について、鳥さんにできるだけ早く環境に慣れてもらうためのポイントをご紹介させていただきます。

お引越し後に限らず、お部屋の模様替えの時にもお役立ていただける内容だと思います。

 

併せて、

お引越し前の準備

鳥さんの飛行機移動

についてもご参考にしていただけましたら幸いです。

 

引越し後の接し方や環境の整え方について、できるだけ「以前の環境」を再現できるといいなと感じています。例えば・・・

●鳥さんから見える光景

 ⇒カーテン、家具など

●ケージ内のレイアウト

●ケージの置き場所

 ⇒高さも含む

これらが引越し前と変わらない、あるいはあまり変わらない環境であれば理想的だと思います。

 

しかしながら、なかなか完璧に再現するのは難しいと思いますので、「できる範囲で」新しい環境に慣れてもらえる取り組みができたらいいなと思います。

引越しを機会にお部屋の模様替えを考えている方も少なくないと思いますが、鳥さんが引越し前とは変わらない体重をキープできているのを確認してから、模様替えをしていくことをお勧めいたします。

 

【引越し後でやりがちなこと】

1)食事

引越し後に体重が減るのはある意味、ちゃんとした明確な理由があるからこそです。それでも飼い主さんとしては心配ですよね。そこで、食べてほしい一心で、今までの食事内容や割合から大きく変えてしまうことは避けた方がいいと思います。

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*落とし穴*

・これまではペレット主食だったけど、シードの方が食いつきがいいからとシードを多めに入れてしまう。

→いつもとは違う食事内容、シードを多めに食べるとかえって必要な栄養が摂取できなくなります。また、消化によく胃に優しいのはペレットの方なので、ペレットとシードの割合を大きく変えずに、変えるのであれば、ほんの少しシード多めという感じで様子を観ていくことをお勧めします。

シードの量を増やしたことによって、「やっぱりシードの方が好き!」という気持ちが芽生えてしまうと、「そうか!ペレットを食べなかったら、シードを出してくれるんだ!」と学習をしてしまい、せっかく食べていたペレットを食べなくなってしまう可能性があります。

・食べてくれるものを探る

→この段階でペレットやシードを変えてしまうのはかえって逆効果です。現状維持のものを与え続けることをお勧めします。ただでさえ環境が変わった上に、食べ物まで変わってしまうと、鳥さんにとって余計に受け入れられなくなってしまう場合もあります。ゴハンを食べてくれないのは、食事内容のせいではありません。環境が変わったからという明確な理由があります。なので、食事を変えるのは得策ではないと考えます。

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普段から、「これ大好き!」なモノを把握しておくと、この大好きなものの出現を多めにして食べるスイッチを入れていけると思います。

 

2)接し方

「大丈夫だよ、そばにいるからね」と鳥さんを落ち着かせて安心させてあげるのはとてもいいことだと思いますし賛成です。しかしながら、「やり過ぎ」は禁物です。

→鳥さんをケージから出してあげる時間が長くなる。鳥さんのそばにいる時間が長くなる。

適度な時間であれば、鳥さんに安心感を与えられると思いますが、やり過ぎにはご注意ください。

ケージの外にいる時間が長く、ケージの外でゴハンも食べられる、こんな環境や生活リズムに慣れてしまうと、今度は元の生活リズムに戻した時に、「なんで今日は出してくれないの??」と鳥さんにとっては理解できなくなってしまいます。そこで、頭のいい鳥さんはあの手この手を考えて・・・

・大きな声で鳴く

⇒ケージから出してもらえた経験がたった1回でもあれば、「大きな声で鳴けば出してくれるんだ♪」と学習してしまう場合もあります。

・ゴハンをケージの中では食べてくれなくなる、あるいはケージに戻ってくれなくなる

⇒ケージに入る動機付けが薄い状況です。

 

【我が家のオカメインコの場合】

引越し当日と翌日は体重が下がってしまいました。いたしかたないことですね。

引越しをしてから4日後には体重が増加し始めて、6日後には元の体重まで戻ってきました。

ケージ内レイアウトは以前から変えず、ちょっと気になったのが、ケージを置くラックの高さが以前よりも少し低めだったことです。これを以前とまったく同じ高さには調節不可能だったので、ほぼほぼ同じ高さにしたらこの日から体重が増え始めました。

結果論なので、高さが一番のカギだったかは分かりませんが、安心してご飯を食べられる環境になってくれたのかなと思っています。

 

 

 

←ひと遊びして居眠りしている様子。体重もすっかり元通り。

背景が散らかっていてすみません。。。

 

 

【強い味方】

引越し前から使っていたモノの存在や、鳥さんのお気に入りのモノ(タオル、クッション、止まり木スタンド、ぬいぐるみ、ブランコ、鈴、などなど)は、鳥さんにとって安心できる材料になります。発情してしまうくらい大好きなモノであっても引っ越し直後は出現させて、体重がキープできるくらい食べてくれていることが分かれば、その対象物は見せないようにしてください。

 

【人にとってはほんのちょっとの変化でも】

過去にあった事例です。

引越し後に体重がなかなか増えない、もう1か月以上も経っているのに。

体重が増えないどころかケージから出てきてもくれなくなった、どうしたらいいですか?

というご相談がありました。

「引越し」なので明らかに環境の変化が原因です。もう1か月が経過しているのにまだ慣れてくれない状況で、何かしらの原因があるのでしょう。それでも飼い主さんのお話によると、「鳥さんがいる部屋は以前の部屋と同じような環境で、家具も同じものを使っているからそれほど大きくは変わっていないはず」とのことでした。食事内容も同じです。

さらによくよくヒアリングをしていくと、

トレーナー「家具なども一切変わっていないんですね」

飼い主さん「はい!以前と同じです」

トレーナー「ケージを置いている棚(ラック)もですか?」

飼い主さん「はい!同じケージ置き場用のラックを使っています」

トレーナー「カーテンも同じものですか?」

飼い主さん「あっ… そういえばカーテンは変えました…」

もしかしたらそれではないですか!!と突き止めたり!といった感じでした。

以前のカーテンとは色も柄も違うものだということでしたので、試しに今使っているカーテンを取ってもらったら、その日から食欲が復活したとのご報告を受けました。さらには、ようやくケージから出てきてくれたそうです。

 

飼い主さんにとっては、考え及ばないくらい些細な変化だったのだと思います。

それでも、鳥さんからしたらずーーーっと気になって気になって食事も喉を通らない、そしてそんな部屋では遊べない!という感じだったのでしょう。

 

場合によっては、1か月もすれば新しいカーテンに慣れてくれる鳥さんもいると思いますが、どうしても受け入れられない苦手な色、または柄があったら、いくら時間をかけても慣れてくれない場合があります。

 

引越し後は、以前の環境や生活リズムをある程度は守りつつ、もちろんきちんと食べてくれているか体重の増減をしっかりチェックしながら、一日も早く、新しい環境に慣れてもらうアプローチができるといいなと思っています。もし、引っ越しから1か月が経過しても体重が増えない、ケージから出たがらないなどの行動が観られるようでしたら、鳥さんから見えるお部屋の中を観察して、これかな?と思うものは試しに隠してみると、「これが原因だったのか!?」ということが発見できるかもしれません。

 

ご参考にしていただけましたら嬉しいです。

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