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鳥さんのことやトレーニングのこと、個人的な長崎県佐世保での暮らしの

ことなどなどつづっていきます。

特集記事

お迎えするならヒナから?成鳥から?

July 5, 2017

ヒナの挿し餌について、大阪のたかつき鳥の病院さんがFacebookに病院としての見解を掲載されています。ヒナの挿し餌について注意すべき点やよくある事故についてまとめてありますので、ぜひご一読いただけましたら幸いです。

 

以下、たかつき鳥の病院さんのFacebook記事より

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こんにちは。
たかつき鳥の病院です。

今日はさし餌中のヒナさんをお迎えすることについて当院の考えをお伝えしたいと思います。
長くなりますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。

ヒナさんが日に日に成長していく姿には感動しますし、一生懸命にご飯をほしがる姿はとても可愛らしいですよね。
この期間は飼い主としての喜びも大きく、自分の手でヒナさんを育てたいという気持ちは痛いほどよくわかります。

ただ、人の手で育てられることによる問題が存在するのも事実です。

大切な時期を親や兄弟と過ごすことができず、十分な社会化ができなかった子は毛引きなどの異常な行動を起こしやすくなると考えられています。

また、栄養失調、温度管理の失敗や感染症などにより病気になってしまう子も非常に多いです。
特にオカメインコさんは肺炎、腸炎、自立不全などのトラブルが多く、残念ながら命を落としてしまう子もたくさんいます。

ヒナさんを育てる場合には、しっかりと勉強するのはもちろん、何かあった時にすぐ相談できる人を見つけておきましょう。
もし、ブリーダーさんやショップの店員さんが一人前(一鳥前?)に成長するまでお世話をしてくれるのであれば、ヒナさんの時期を一緒にすごしたい気持ちをぐっとガマンして、お願いしてみてはいかがでしょうか?

写真(FBの方には掲載されています)はさし餌が高温すぎたため、そのう(首の付け根にあるご飯をため込むための袋)を熱傷して、そのうと皮膚に穴が空いてしまったキバタンさんです。
傷んでしまった組織を取り除き、穴を塞ぐ手術をして、昨日無事に退院しました。
元気になってくれましたが、さし餌を卒業式するまで油断は禁物です!

鳥さんも人間も子育ては大変ですね…σ(^_^;)

それでは。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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そして、トレーナーからの見解としても申し添えさせていただきたいと思います。

 

●ヒナから育てないとなついてくれない?

⇒ よく挿し餌から育てないとなついてくれない、ということを耳にします。

ここで勘違いしていただきたくないのは、挿し餌から育てる=必ずなつく、ベタ馴れになる、ということではないということです。鳥さんは体も成長しますが、心も成長します。ヒナの時は何をしても咬まなかった、という場合でも心の成長と共に変化していく場合もあります。鳥さんにも意思はありますし、人の思い通りに100%動いてくれません。なので、「人になつく、ベタ馴れになる」というのは、人の言うことを何でもきくということではないということを知っていただけたらいいなと思っています。

また、成長に伴い自我が芽生えます。

これを「反抗期」という人もいるようですが、鳥さんは反抗している訳ではなく、独立独歩の時期であり始まりであると考えています。この時期に接し方を間違うと、咬みつき屋さんにしてしまったり、呼び鳴きを覚えさせたりする結果になってしまいます。そうなのです、これらは全て鳥さんの学習行動なのです。意図していなかったとしても、知らず知らずに教えてしまうということも多々あります。

 

つまり、ヒナから育てたからもう大丈夫!なついてくれる!と思わずに、鳥さんと暮らす飼い主さんには最低限でもいいので鳥さんとのコミュニケーションについての知識を養っていただけると、よりよいバードライフが送れると思っています。

 

この部分を怠ったばっかりに、ヒナから育ててもなつかない鳥さんになってしまったケースも多々あります。

「挿し餌から育てたのに、なぜ咬みつくの!?」とご相談にお越しになる方も少なくありません。

ぜひ、飼い主さんには鳥さんと暮らす上での適切な接し方を知っておいていただきたいと思っています。

 

●成鳥は馴れない?

⇒その鳥さんが暮らしてきた環境にもよりますが、たとえ時間がかかっても成鳥でお迎えしたとしても馴れてくれると思っています。この場合も、単に時間が経てば馴れてくれる、時間が解決してくれる、となんのアプローチをしないままだと、いたずらに時間だけが経過してしまうと思います。馴れてくれる時がくるかもしれませんが、ここでも適切なアプローチを用いることで、もしかしたら1年かかっていたことが、トレーニングを行うことでもっと時間が短縮できると考えています。

 

●成鳥をお迎えするメリット

⇒成鳥でお迎えするメリットは、「その鳥さんの性格が固まっていて分かりやすい」という点だと思います。

ヒナや若鳥の場合、今後、どんな風に化ける(いい意味でもそうでない意味でも)か未知数の部分があると思います。例えば、人懐っこいコだと選んだコが、成長すると物怖じしない、傍若無人なコになって手に負えないなど。もちろん、きちんとしたトレーニングの知識があれば、たとえ成長するに連れて化けていったとしても、飼い主さんの方は対処できると思います。

 

また、小型の鳥さんもそうですが中型以上の鳥さんだとなおさら鳥さんの寿命も考えてあげなければなりません。

人が20代、30代、40代で、ヒナから鳥さんをお迎えした場合、果たして人は鳥さんのお世話がこれから何十年と可能かどうか、じっくり考える必要があると思います。エサと水だけあげていればいいというものではないので、鳥さんの遊びやエネルギーにつきあっていけるか、最後までお世話ができるかなど大切なポイントになると思います。

こういう場合、ヒナにこだわらずに成鳥をお迎えするという選択肢もあるということを覚えておいていただけたらと思います。

 

長くなってしまいましたが、要するに、鳥さんをお迎えするということはこれから一生お勉強していく必要があると思っています。こう書いてしまうと重く受け止められてしまうかもしれませんが、鳥さんのかわいさはどんな大変なこともチャラにしてしまうくらいの威力があるからこそだと思っています。

鳥さんに癒しを求めるのであれば、わたしたち飼い主の方も鳥さんを癒してあげられる存在になれたらいいなと常々考えています。癒しは生活環境全般に通じると思っています。

 

お迎えするならヒナからがいいのか、成鳥からがいいのか、はっきりとした結論が出ないままですが、鳥さんをお迎えする場合は最低限の知識が必要だと思っています。病気や身体のことは獣医師に、環境や行動のことはペットショップ(信頼できる)やバードトレーナーにお尋ねいただき、せっかくご縁があってお迎えした鳥さんと末永く楽しく健康に暮らしていけたらいいなと思っています。

 

 

画像は、ふわふわインコさんのヨウタ君@ヨウム。

元々繁殖用として育てられてきた荒鳥です。

現在、手乗り・手に対する恐怖心克服・咬みつき改善トレーニングに励んでいます。

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