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鳥さんのことやトレーニングのこと、個人的な長崎県佐世保での暮らしの

ことなどなどつづっていきます。

特集記事

カキカキからの突然カプリ

October 29, 2017

ある日、猫専門病院の猫ブログというブログに遭遇してその中で「突然カプリ」という記事を目にしました。

 

「猫を撫でていて気持ち良さそうに喉をグルグル鳴らしていたのに突然噛まれた」

という内容です。

記事によると、この現象は全世界の猫でみられるようで英語では Petting-induced aggression といわれていて、日本語にすると「愛撫誘発性攻撃行動」となり、獣医行動学の参考書にも載っているそうです。

 

分かりやすく「撫ですぎ猫反撃行動」と言い換えているそうで、この理由は

①撫でるのが長い

②撫でるのが下手

と説明されています。

 

なるほど、気持ちよく撫でられていて突然カプリは、猫だけでなく、鳥さんにもしばしば起こる行動ではないでしょうか。(しない鳥さんはしませんが)

 

ただし、鳥さんに関していえば上記理由に当てはまるかと言われると、そうでないパターンもあるなと思っています。

 

「カキカキしてって、頭を下げてくるからカキカキしていたら突然指を咬んできます。(流血するほどではない)そしたらまた何事もなかったように、頭を下げてカキカキを催促してきます。どういうことでしょうか??」

というご相談を受けることがあります。

 

上記の猫の「撫ですぎ猫反撃行動」で書かれているように

①撫でるのが長い

⇒咬んだ後にすぐまたカキカキを催促してくるので「長い」のが原因と言い切れないのでは??

②撫でるのが下手

⇒確かに、「そこじゃない!」の意思表示もあったり、換羽期は特にまだほぐれていない羽根の生え掛け部分をうっかり触ってしまったから、突然カプリがある場合もある。でも、換羽期じゃない時も、つまりサヤがないのにもかかわらず年がら年中突然カプリがあるのはどういうこと???

 

という風に、当てはまる部分もあればそうでない部分もあるようです。

 

私が思うに、一種のクセで習慣化してしまっていることが多々あるのではないかと思っています。トレーニングのお師匠様とこの話をした時も、「そうそう気持ちいい~~~♪」とカキカキされて絶対気持ちいいはずなのに、「あ!咬むの忘れてた!咬んどかなきゃ!」とカプリという心理なのかしら?という話をしたことがあります。ただし、応用行動分析学は、鳥さんの心理に仮説を立てるものではありません。結局のところはわかりませんが、常同行動が関係しているのではないかという話をしたことがあります。

常同行動とは、「どのような意味があり、何をしようとしているのか明確ではなく、一定した様式が長期間繰り返されること。常同行動は、不適切な環境から来るストレスをやわらげようとする適応行動とも言われている。」(認定NPO法人アニマルルライツセンターHPより)

代表的(?)なものに、毛引きや自咬があります。

 

カキカキ自体がストレスを与えているのかということではなく、これまでの鳥さんのバックグラウンドで、飼い主さんだけではなく、鳥さんが過去に出会ってきた人たちによる経験が影響していると思われます。

 

では、このカキカキ中の突然のカプリはもう改善できないのでしょうか。

下記のトレーニングを行っていただいたところ、突然のカプリが改善できた事例をご紹介させていただきます。いつものルーティンを切り崩していきます。つまり、常同行動を切り崩していきます。

 

1)いつも通りカキカキ(鳥さん側から要求)

2)カキカキをする(鞘部分があればこの部分に触れないように)

3)そろそろカプリとくるかなの時に一旦カキカキを止める

  ⇒これまでの様子を観察して、10秒までならOKの場合、その少し前で切り上げる。

4)鳥さんとしては「あれ?なんで止めるの?まだ満足できないよ」と頭を下げるなどのカキカキおねだりをしてきたら、またカキカキをしてあげる。

5)3)と4)を繰り返して、カプリがなければご褒美をあげる。

 

以上をくり返していくことで、カキカキ中のカプリをしなくなったと、小型、中型、大型の鳥さんで改善がみられました。

 

まずは、「なぜカキカキしている途中で突然カプリ」とくるのかをよく観察する必要があります。もしかしたら、猫のような理由に加えて

A)カキカキに乗り気じゃない時に無理やりされて止めてほしいの意思表示

B)鳥さん側の切り上げるサイン

という場合もあるかもしれません。

これらの場合は理由が明確ですので、

A)の対策:カキカキする前にお伺いをたててみる。やってもいいよの様子だとカキカキをする。今は結構ですの時はやらない。

B)の対策:咬んで意思表示をしなくてもいいように、切り上げ時を見極める。場合によっては上記のトレーニングを試してみる。

 

猫ブログにも書かれていましたが、突然カプリとする前に実は事前にサインを出している場合もあります。

時々、他の動物のトレーニングに関する記事などを読むことがありますが、「自分からやって(撫でて)って言ってきたのに咬まれるなんてっ!?自分勝手だ!!」という行動をとるところは、鳥さんとの共通点を垣間見た気がします。

 

 

「行動には全て理由がるのですよ!こういう行動にもねっ」

 

う~~~ん、不可解、、、

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